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監修: 伊東 雄歩更新: 2026-02-15

順位・流入

急に流入が落ちた(アップデート/技術/計測の切り分け)

まず「計測の問題」か「検索の問題」かを分けて、影響範囲(ページ/クエリ/デバイス)を特定する。

流入減切り分け運用

まずやること(最短ルート)

  1. GSCで「検索パフォーマンス」の合計が落ちているか確認(GAだけ落ちたなら計測疑い)
  2. 落ちたのが「全体」か「特定ディレクトリ/ページ」かを切り分け
  3. 落ちたクエリ群の共通点(意図/カテゴリ/競合)を見つける
  4. 技術変更(noindex/リダイレクト/テンプレ)と時系列を突き合わせる

背景・判断のポイント

最初にやるべきは原因の仮説ではなく「事実の切り分け」です。SEO起因なのか、計測(タグ)起因なのか、需要変動(季節)なのかで、打ち手が完全に変わります。

Search Consoleでクリック/表示/順位を見れば“検索側の変化”が分かり、GA4でチャネル別に見れば“計測や他チャネルの変化”が分かります。この2つを突き合わせるだけで、初動の精度が上がります。

短期で戻すなら「技術原因(noindex/リダイレクト/テンプレ/速度)」の潰し込みが最優先です。コンテンツ改善は中長期に効きますが、初動でやると判断を誤りやすいです。

症状の例(あるある)

  • GA4のOrganicが急落したが、Search Console(クリック)が落ちていない/逆もある
  • 特定の日を境に大きく落ちた(リリースや設定変更の可能性)
  • 特定のディレクトリだけ落ちた(テンプレ/内部リンク/インデックスの可能性)

よくある原因

  • 検索アルゴリズム更新での相対的な順位変動
  • リニューアル/テンプレ変更でインデックスや評価が崩れた
  • 競合が強化され、意図の満たし方が変わった
  • GA/タグ設定の不備で計測だけ落ちている

確認方法

  • GSC: クリック/表示回数/平均順位の変化を期間比較
  • GA4: チャネル別(Organicのみか)と計測イベントの異常
  • 直近リリースの差分(noindex/canonical/内部リンク/速度)

チェックリスト(確認漏れ防止)

  1. GA4だけが落ちた?GSCも落ちた?(計測 vs 検索の切り分け)
  2. 落ちたのは全ページ?特定ディレクトリ?特定テンプレ?(影響範囲の切り分け)
  3. 落ちたのは特定クエリ群?ブランド/非ブランド?(需要・競合の切り分け)
  4. 直近のリリース/設定変更(タグ、noindex、リダイレクト、URL、ナビ)を時系列に並べる
  5. Search Consoleの「ページ」「サイトマップ」「手動による対策(あれば)」を確認
  6. 急落したページのHTML(meta robots/canonical/本文)をスポットで確認

対処

  • 影響が大きいページから、意図とE-E-A-Tを中心に改善
  • 技術原因なら即時復旧(noindex解除、リダイレクト修正、テンプレ修正)
  • 「負けたクエリ」ごとに、足りない要素(比較/手順/一次情報)を追加

やってはいけない(悪化しやすい手)

  • 原因が分からないまま大規模リライトを始める(復旧が遅れる)
  • GA4だけ見て「SEOが死んだ」と判断する(計測問題の可能性)
  • ディレクトリごとの影響を見ずに、全体施策を打つ
  • 直近リリースの差分を見ない(最短で当たる原因を捨てる)

再発防止

  • 重要ページはリリース前後で自動SEO監査(robots/canonical/ステータス)
  • 順位/流入/インデックスの定点観測を運用に組み込む

よくある質問(Q&A)

コアアップデートが原因かどうか分かりますか?

公式に「あなたのサイトが原因」と通知されるわけではないので、まずは事実ベースで切り分けます。全体で順位も落ちている、同時期に競合も大きく動いている、検索結果の上位傾向が変わった、などの状況証拠を積み上げて判断します。

すぐ戻すには何を優先すべき?

最短で戻るのは技術原因の復旧です。noindex、リダイレクト、canonical、テンプレ変更、表示崩れなどを優先的に確認し、問題があれば即時で戻します。

落ちたページだけリライトすればいい?

短期は“落ちたページ”を優先しますが、原因がサイト全体(専門性、内部リンク、重複設計)にあることもあります。まずは影響範囲を切り分け、局所対応で足りない場合に全体設計へ広げます。