まずやること(最短ルート)
- LCP要素(何がLCPか)を特定する
- 画像なら「サイズ/形式/プリロード」を確認
- JSなら「初期実行の重さ」を疑い、不要を削る
- サーバーならTTFBとキャッシュを確認
背景・判断のポイント
LCPは「最初に大きく表示される要素(画像/テキスト)が描画されるまでの時間」です。多くのケースで、LCP要素そのもの(画像や見出し)か、それを遅らせている原因(フォント、CSS/JS、TTFB)が主犯です。
最短で改善するには、LCP要素を特定して“そこだけ”を優先的に軽くするのがコツです。全体最適化を始めると時間が溶けます。
SEO視点では、速度は単体の順位要因というより「離脱・満足度・クロール効率」に効きます。まずは体感の改善に直結するポイントを潰します。
症状の例(あるある)
- PageSpeed InsightsでLCPが「不良」になっている(特にモバイル)
- ファーストビューの表示が遅く、ユーザー体感でも“出るのが遅い”
- ヒーロー画像や大見出しがなかなか表示されず、画面が真っ白/骨組みが長い
よくある原因
- ヒーロー画像が重い(JPEG巨大、最適化不足)
- フォントが遅く、テキストが表示されない
- 初期JSが重く、描画が遅れる
- キャッシュが効かずTTFBが遅い
確認方法
- PageSpeed Insights/LighthouseでLCP要素と原因候補を確認
- Networkで画像/フォント/JSのサイズと優先度を確認
チェックリスト(確認漏れ防止)
- LCP要素が画像かテキストか(PSI/Lighthouseで特定)
- 画像なら: サイズ最適化、形式(WebP/AVIF)、`srcset`、優先度(preload/priority)
- フォントなら: 体感遅延を減らす読み込み戦略(サブセット、`font-display`)
- CSS/JSなら: 初期に必要な分だけを読み込み(分割、遅延、不要削除)
- サーバーなら: TTFB、キャッシュ、静的配信/CDN、圧縮
- ファーストビューに不要な要素(巨大スライダー等)がないか
対処
- 画像をWebP/AVIF化、適切サイズ、必要ならpreload
- フォントはsubset/表示戦略を見直す(遅延でも崩れないように)
- 初期JSを削減(分割・遅延・不要ライブラリ削除)
- 静的配信/CDN/キャッシュでTTFBを改善
やってはいけない(悪化しやすい手)
- LCP要素を特定せずに、全体の細かい最適化から始める
- ヒーロー画像を高解像度のまま置き続ける(スマホで致命傷)
- 改善前後の計測条件が違い、何が効いたか分からない
再発防止
- 大きい画像をコミット前に検知する(運用ルール化)
- 新規UI追加のたびにPSIを確認し、劣化を早期発見する
よくある質問(Q&A)
LCPの改善はどこから手を付けるべき?
まずLCP要素を特定し、その要素が“なぜ遅いか”を1つずつ潰します。画像がLCPなら画像最適化が最優先、テキストがLCPならフォント/CSSが主犯になりやすいです。
画像を軽くしたのに改善しません
LCP要素が画像ではない、もしくはTTFB/JS/CSSが描画を遅らせている可能性があります。PSI/Lighthouseの指摘とNetworkの優先度を見て、ボトルネックを再特定してください。
SEO的に速度はどれくらい重要?
速度単体で順位が大きく変わるより、UX改善による行動(離脱減、滞在増)や、クロール効率の改善として効くことが多いです。体感が悪いページは優先度高く改善します。