まずやること(最短ルート)
- 増えているURLパターンを一覧化(例: `?sort=`, `?page=` など)
- 残すべきページ(需要がある)と、残さないページを分ける
- canonical/noindex/内部リンクの方針を決めて実装
背景・判断のポイント
パラメータの増殖は、クロール予算(クロールの割り当て)を食い潰して重要ページの処理を遅らせます。ECやメディアの「絞り込み・並び替え」で起きやすい典型事故です。
ポイントは「残すべきパターン」と「残さないパターン」を決めることです。需要があるフィルタページは静的URLとしてランディング化し、それ以外は正規URLへ集約します。
正規化は canonical だけでなく、内部リンクの向きも重要です。内部リンクがパラメータURLを指していると、増殖が止まりません。
症状の例(あるある)
- Search Consoleの「ページ」レポートに `?` を含むURLが大量に出ている
- 重要ページのクロール頻度が上がらず、更新しても反映が遅い
- 同じ内容なのにURLだけ違うページが量産され、除外が増える
よくある原因
- 並び替え/絞り込みがインデックス対象になっている
- canonical が自身を指しており、重複が増える
- 内部リンクがパラメータURLに大量に張られている
確認方法
- Search Consoleの「ページ」レポートで除外URLのパターンを見る
- サイト内検索で `site:example.com inurl:?` などの傾向を把握
- 重要一覧ページの内部リンクが正規URLか確認
チェックリスト(確認漏れ防止)
- 増殖しているパラメータ一覧(sort, filter, page, utm, ref など)を作る
- インデックスさせたいフィルタ/並び替えがあるか(検索需要の有無)
- インデックスさせないパラメータは、canonicalで正規URLへ集約できているか
- 内部リンク(一覧/パンくず/関連記事)がパラメータURLを指していないか
- サイトマップにパラメータURLが混ざっていないか
- 検索結果ページや無限スクロールのURLがインデックス対象になっていないか
対処
- 需要のないパラメータは noindex + canonical で集約
- 並び替え/絞り込みのリンクは、正規URLに戻す導線を用意
- 重要なフィルタページだけを「静的URL化」してランディングにする
やってはいけない(悪化しやすい手)
- 全部noindexにして終わり(内部リンクがパラメータURLを指したまま)
- 正規化ルールがなく、機能追加のたびに新しいパラメータが増える
- 需要のあるフィルタまで潰してしまい、集客の機会を捨てる
再発防止
- URL設計の段階で「どのパターンをインデックスさせるか」を決める
- 新しいパラメータ追加時にSEOレビューを必須化する
よくある質問(Q&A)
パラメータURLは全部noindexにすべき?
全部が正解ではありません。検索需要があるフィルタ(例: 条件付き一覧)は、静的URLとしてランディング化した方が集客になることもあります。まずは需要の有無で「残す/残さない」を決めましょう。
canonicalだけで増殖は止まる?
止まらないことが多いです。内部リンクやサイトマップがパラメータURLを指していると、発見が続きます。canonical、内部リンク、サイトマップをセットで揃えるのが現実的です。
UTMパラメータも問題になりますか?
UTM付きURLが内部リンクで大量に露出すると、重複URLとして増殖しやすいです。計測用途は残しつつ、正規化(canonical)や内部リンク設計で“正規URLに戻る”ようにしておくと安全です。