まずやること(最短ルート)
- リダイレクトの経路(A→B→C…)を洗い出す
- 最終URLへ1回で飛ぶようにルールを整理
- 内部リンク/サイトマップを最終URLに直す
背景・判断のポイント
リダイレクトは「評価を引き継ぎながら移動する」ための重要な仕組みですが、多段になるとクロールの無駄とユーザー体験の悪化を招きます。特に移行直後はURL数が多く、影響が増幅します。
多段の原因は、https化・www統一・末尾スラッシュ統一・旧→新URL移行が別々に設定されていることが多いです。最終URLへ“一発で”着地するようにルールを集約します。
内部リンクとサイトマップが旧URLのままだと、チェーンが永続化します。最終URLに更新するところまでがセットです。
症状の例(あるある)
- 旧URLからアクセスすると、2回以上リダイレクトしてから最終URLに到達する
- 一部URLが無限に行き来して開けない(ループ)
- クロール/インデックスが遅い、もしくは「代替ページ(カノニカル)」扱いが増える
よくある原因
- 旧URL→中間URL→新URL と段階的に設定が残っている
- http→https と www→non-www が別々にかかっている
- 末尾スラッシュ付与/削除で行き来している
確認方法
- ブラウザで旧URLを叩き、最終URLと回数を確認
- デプロイ前後で主要URLのリダイレクトテストを行う
チェックリスト(確認漏れ防止)
- 主要URL(トップ、重要カテゴリ、人気記事)の旧→新の経路をサンプリングして確認
- http→https、www→non-www、末尾スラッシュ統一などのルールが二重にかかっていないか
- 旧URLは中間URLを挟まず、最終URLへ直接301になっているか
- 内部リンクが旧URLや中間URLを指していないか
- サイトマップが最終URLだけになっているか
- ループが出る特定パターン(末尾スラッシュ付与/削除など)がないか
対処
- 旧URLは最終URLへ直接301
- 内部リンクとサイトマップを最終URLに更新
- ルールを1箇所(CDN/アプリ)に寄せ、二重設定を避ける
やってはいけない(悪化しやすい手)
- 中間URLを残したまま(“とりあえず動く”状態で放置)
- リダイレクトだけ整えて、内部リンク/サイトマップの更新を後回しにする
- 環境ごとに設定が違い、本番だけループする(回帰テスト不足)
再発防止
- URL変更時に「リダイレクト表」を作り、最終着地を固定
- 定期的にリダイレクトチェーンを棚卸しする
よくある質問(Q&A)
リダイレクトは302でもいいですか?
恒久的な移転なら基本は301です。302は一時的な移動として扱われやすく、評価継承が不安定になることがあります。
何回までならチェーンは許容?
理想は1回です。2回以上のチェーンは、URL数が多いサイトほど無駄が積み上がります。最終URLへ直接飛ぶ形に寄せましょう。
ループが出るのは何が原因?
末尾スラッシュの付与/削除、www統一、https化などが複数箇所で設定されている時に起きやすいです。ルールを1箇所に集約し、例外条件を減らします。